藤井風の歌詞は「セルフ」の声だった──彼の音楽が刺さるのは、あなたのセルフが目覚め始めているからだ!

イデアの戯言

彼の歌詞は思想か、それとも祈りか──

2025年の紅白歌合戦に、藤井風さんは出演されないそうですね。
藤井風さんは、年末の特別番組に出て華やかに見せるタイプのアーティストではありませんが、個人的にはとても残念です。

彼の歌詞はいつも「思想」や「祈り」に近いと思いますが、メディアでもたびたび語られるのは、
卓越した音楽性と、飾り気のない自然体が同居している稀有なアーティスト
としての姿です。

そして、歌詞の奥には、
ただの流行歌では説明できない強いメッセージ性と、“人を深い領域に連れていく重量感”があります。

徹子の部屋に出演した際には「ハイヤーセルフ」という言葉を、恥ずかしそうに使っている様子がありましたが、徹子さんはその意味をすぐに理解され、深く頷きながら受け止めていました。

「ハイヤーセルフ」は、宗教的な象徴や、神秘的で怪しい概念ではありません。
今の時代ではむしろ、
“自分の中心” に戻るためのごくシンプルな感覚として、多くの人に共通するものになりつつあります。

人と話すとき、決断するとき、行動するとき──
私たちはこの「ハイヤーセルフ=中心の私」という視点を持つことで、分離した自分ではなく、自己一致した状態で決断し行動することができます。

が…、私たちは常にその中心だけで生きているわけではない、というのが実情です。

状況や関係性によって、自然と別の面が立ち上がり、その場に合わせた“別の私”が表に出てきてしまいます。(望んでいなくても)

まさにここに、
「人は、ひとつの顔だけで生きるようにはできていない」という事実があると思います。

人はひとつの顔では、生きられない

例えば——
小学校の友だちと飲んでいるときに、偶然、大学時代の友だちにバッタリ会ったとしたら。

小学生のときの私(分人)から大学生のときの私(分人)、両方の顔が立ち上がる。
どちらの「自分」でいたらいいのか、一瞬分からなくなったりしませんか?

親と歩いている中2に自分が、学校の友達と会ったときも、
猫に話しかけている時に、親が部屋に入ってきたときも…。

自分がブレているのではなく、ただその関係性ごとに“別の私”が存在するだけなのです。

作家の平野啓一郎さんのいう 「分人」 は、まさにその自然な現象を、とても分かりやすく言語化されています。(オススメ!)


私の中には、何人もの“住人”がいる

外の人間関係の時に立ち上がるパーソナリティー(分人)は、心の内側に住んでいて、みんな家族であると考えたのが、米国の心理療法家リチャード・C.シュワルツ博士。

彼は、IFS(インナーファミリーシステム)の創始者であり、不安な私、怒っている私、いい子であろうとする私、傷ついた私——こうした過去の経験から生まれた“内なるパーツ”を丁寧に理解していくことで、トラウマ、うつ、不安、依存などの幅広い心の問題に働きかける方法を体系化しました。

IFSは、「私たちの中心には、静かで揺るがず、広い視野を持つ“セルフ”が必ず存在している」という前提に立ち、そのセルフを軸にしながら、パーツたちを癒し、統合へと導いていくアプローチです。

藤井風の歌詞が刺さるのは、あなたのセルフが目覚め始めているから

藤井風さんの『grace』には、こんな歌詞があります。

外の世界にずっと探してた
真実はいつもこの胸の中
待たせてごめん いつもありがと
会いにいくよ 一つになろう
あたしに会えて良かった
やっと自由になった

この “あたし” は誰なのか?

言わずもがな、これは セルフ のこと、ですね。

長いあいだ、分人として、パーツとして、人の前で演じ、守り、社会や親に適応し、生き延びてきた“私”の本質であり、本当の姿であるセルフ。
そのセルフを感じられた時、触れられたとき、人は初めて、“自由”を感じるのだと思うのです。

子どもの頃から、
親の前・先生の前・友人の前で、違う自分を生きることを学びます。
それは生きるための知性であり、自然な発達の過程です。

だけど、人生のどこかで
ふと心の奥がこう呟く瞬間が来る。

「本当の私として生きたい」

「セルフ=愛」から、人生を舵取りしたい。
外側の基準より、自分の本質から動きたい。
心の分離から、統合へ向かいたい。

誰もが、いつかその願いに気づくようにできています。
その「いつか」がピークになるのが、心理学者ユングが言った「中年の危機」「ミッドライフクライシス」の時だと思っています。

死ぬのがいいわ♬から感じ取る、風さんの祈りと覚悟

分人で生きてきた過去を否定する必要もなく、パーツたちの頑張りも、責めなくてもいい。
ただ、これからは(ハイヤー)セルフで生きる時間を少しずつ増やしていけばいい、と思うのです。

正直にいえば、
私自身もまだまだいろいろなパーソナリティーが顔を出します。
人間ですから、当然です。

それでも、
「セルフとして立ち上がる割合を増やしていく」
これを一生のテーマにしていきたいと思っています。

たとえば今、「仕事を変えたい」「仕事を辞めたい」と悩んでいるとします。
その「決断をしようとしている自分」は、ほとんどの場合「防衛機制」というパーソナリティです。

心理学でいう防衛機制(アンナ・フロイト)は、不安や恐怖からあなたを守ろうとする自動反応で、逃避、投影、否認、合理化、置き換えなどの「心の自動防衛システム」。
これは悪いものではなく、あなたがこれまで生き延びるために必要な役割をしてくれているだけです。

IFS(インナーファミリーシステム)では、これらの防衛的な反応は「マネージャー(管理者)」となるでしょうか。
失敗しないように注意深く確認する
周囲に迷惑をかけないよう我慢する
など、先回りして不安を感じないようにしたり、他者を批判するなどの行動は、(傷ついた)自分を守るために起こしている行動。
仕事を辞めたいのも、これ以上自分が傷つかないようにするためなら、あなたの中のマネージャーが提案した考えでしょう。

「仕事を辞めたい」に対して、「セルフ」ならどうするか? どう捉えるか?
常にスタートは「セルフ=愛」から考える。
これが正解なのだと思いますが、いつもいろんなパーソナリティが、あなたにいろいろ言ってくる。
だから、エゴや欲望を抑えきれない時もある。

藤井風さんの「死ぬのがいいわ」の歌詞では、そんな心情をこう書いて言います。


それでも時々 浮つくMy Heart
死んでも治らな治してみせます baby
Yeah I ain’t nothin but ya baby

失って初めて気がつくなんて
そんなダサいこと もうしたないのよ Goodbye
Oh Don’t you ever say ByeBye

そう、浮ついてしまうのだ、人間は。
そして過去世でも何度も自我やエゴという病に伏し、ハイヤーセルフとの関係を失い、再挑戦するために輪廻し生まれ変わっている。


わたしの最後はあなたがいい
あなたとこのままおサラバするより
死ぬのがいいわ

そう、私の最後はあなた=セルフがいい。
過去世ではずっと、おサラバして自我丸出しの人間で生きてきたけど、もう、そんなの死んだも同然、と。

I’ll always stick wit ya my baby

「死ぬのがいいわ」の最後は、「どんなときも離れないよ、baby」と。
今世でハイヤーセルフを体現した生き方をする、という誓い祈りがここに感じられますよね。

藤井風さんの歌詞には、
“揺れる自分”も“弱い自分”も“葛藤する自分”も
そのまま抱きしめながら、
それでもセルフへ戻っていこうとする
祈りのような覚悟が込められていると感じます。

「浮つく My Heart」
――そう、誰だって浮つきます。

「死んでも治らな治してみせます」
――人間は何度も失敗し、何度も戻る。

「I’ll always stick wit ya」
――それでも最後には、セルフに還る。

この繰り返しこそ、
“人間の営みそのもの”なのだと思います。

セルフに戻るとは、「完璧になること」ではない

セルフで生きると聞くと、
“ブレない・迷わない・ぶれずに愛でいられる自分”
を想像してしまいがちです。

でも、実際は、

  • ブレている時に気づくこと
  • 分人が顔を出した時に「あ、今、あの分人が顔をだしたな」と認識すること
  • 傷ついたパーツが反応した時に、優しく寄り添えること(過剰に自分を正当化したり、守らなくても大丈夫と教えること)

セルフは、
疲れも弱さも全部許します。
そして、絶対に「私」を見捨てない

藤井風さんの歌詞が心を震わせるのは、
セルフのそのまなざしを思い出させてくれるからです。

私たちの人生は、
浮つき、迷い、衝動、後悔……
そんなものばかりです。

だからこそ、大切なのは
「戻る場所を知っていること」

藤井風さんが歌った
会いにいくよ 一つになろう
とは、まさに

“セルフへの帰還” そのものです。

あなたの内側に、
静かで、澄んでいて、揺るがない
“本当のあなた”がずっと待ってくれている。

その存在に気づいた瞬間、
人生は驚くほど豊かに変わり始めます。

インナセルフの統合セッション

3回 / 各90分 24,000円

3回に分けて、
あなたの内側に存在する「住人(パーツ)」たちを理解し、
彼らがどんな役割を担ってきたのか何を訴えているのかを明らかにしながら、

セルフが再びあなたの中心として立ち上がるプロセス
を一緒に歩む画期的なセッションです!

✔ セッションで扱う内容

  • あなたの内側にいる“パーツ・パーソナリティ”の整理
  • 防衛機制の構造理解
  • 傷ついた部分への安全なアプローチ・癒し
  • セルフの感覚を取り戻すワーク
  • 決断時にセルフを立ち上げる方法
  • 人間関係のパターンの書き換え
  • 本質的な人生選択の基準の発見

✔ セッションの特徴

  • 心理学(IFS・ユング・防衛機制)に基づいた安全性の高い手法
  • スピリチュアルではあるが怪しさゼロ
  • セルフの視点に戻る「体感」を重視
  • あなたのペースで進める伴走型
  • “整える”ではなく“取り戻す”セッション

✨このセッションが向いている方

  • 自分らしく生きたい
  • もう無理して生きるのをやめたい
  • 人間関係のパターンに疲れた
  • 決断が怖い/未来が曖昧で不安
  • 心の奥にいつもざわつきがある
  • いろんな「私」をうまく扱えない
  • 本当の自分の声を知りたい

そして何より、
「本当の私として生きたい」
とどこかで思い始めている方。

ホームページはこちら

オンラインセッション│前世療法│数秘術│心理カウンセリング
心理学×スピリチュアル。スピリチュアルを科学的に理解したい方。実績豊富なカウンセラーが、イデア式数秘術や前世療法、心理学的手法も取り入れた安心のサポートを行います。オンライン講座・個人セッション受付中

公式LINEにご連絡ください

セッションのお得な情報などを配信しています。「公式ライン」へのお友だち登録をお忘れなく♡
友だち追加

コメント

タイトルとURLをコピーしました