闇が神⁈…永遠に明けない暗闇の中、私の影は姿を現した

イデアの戯言

前回の続きです⇩

自分の中の分離感解離感が強くなってきたことで、いつも頭の中で批判的な言葉が飛び交う現実に向き合うため、そしてスーパービジョンとしてもカウンセリングを受けているわけですが、後半にはソマティック(身体的・非言語的)アプローチの心理療法を入れてもらっています。
(※ソマティックアプローチは、トラウマ症状や慢性的なストレスの軽減が期待される療法です。)

それとユングのアクティヴ・イマジネーションの手法を混ぜたようなセッションを織り交ぜたような形でお願いしています。

まずはソマティックアプローチのように、体に意識を向けて感じたことを話していきます。
それからアクティヴ・イマジネーションのように、思ったことを言語化もしていきました。

今日はみぞおちに違和感を感じ、そのままただその変化を感じていくと、みぞおちの違和感が喉まで動いていき、その後右肩へと動くと右腕全部が大きく膨らんだように感じ、しびれてきました。

違和感は痛くなったり、熱くなったり、重くなったりと感覚を変えながら動いていきました。
その後右肩に移り、右の肩甲骨から下に向かってタールのようにゆっくりとべったりと垂れていく感覚がありました。

意識を向けていると、まるでその意識から逃げていくような感じでゆっくりと動いています。

そしてまた右側の肩甲骨から肩にあがり、今度は頭の右半分をゆっくりと上り、右のこめかみと眼底に痛みを感じました。

この頭の痛み…こめかみと眼底に感じる痛みは日常によく起こる痛みと同じでした。

そしてまた肩までさがり…(下がると頭の痛みは無くなる)、肩甲骨へとタールが垂れるように落ちていきました。

そんなことを繰り返しながら、私は泣いていました。
勝手に涙が出て止まりません。

身体感覚を通じて自己を再認識し、自己と体とのつながりを再確立する…というソマティックエクスペリエンス…私にはとてもあっているようです。

しばらく同じ動きが右半分で行われていくと、左側7割、右側3割の辺りで私の肉体が縦に切り離された(割けた)感覚を感じました。ほんの1㎝くらいですが。
そして繋がったかと思うと、手術跡のように割けた跡が背中に縦に残っている感じがしました。

すると惨めな気持ちがわいてきて、その後怒りが込み上げてきて、また涙が止まらなくなりました。

体の右側(3割)に意識を向けると、右側だけに獣のような毛が生えている感覚がありました。
あ、狼です」と私は言いました。

すっごく大きな狼が背中を向けて座っていました。
狼の目線の先、上空には真っ黒な闇と雲の中からうっすらとした月あかりが見えます。

狼は手足に枷(かせ)が付けられ、身動きができないでいます。
可哀そうで、でも狼から伝わってくる凶暴さに怖気づく自分を感じていました。
その間私は、ずっと涙を流していました。

これが私の影…シャドウ…
愕然としながらも、驚きと喜びと悲しさと…矛盾を感じていました。


狼は網膜ではない私の意識の目に、はっきりと移りました。
本当に大きくて痩せていて…狂暴さの奥に悲しみを感じました。

意識を向けていると、狼は体の力を緩め、顎を地面に付き落ち着いてきました。
すると、体の右半分の違和感も落ち着きました。

「闇は何か?」とカウンセラーに尋ねられ、私は「神だ」と言いました。
そして、「凶暴さを内に秘めている…それをただ受け止める」とカウンセラーは言いました。

セッションが終わり、カウンセラーに聞いてみました。

私

あの狼は、私の影、シャドウですかね?

先生
先生

ユングの言う影…シャドウね…
生きられなかった片割れね…

凶暴さが出てこないようにしていたんだね…

私

狼のことを思うと、悲しくなります。
放っておけない感じがして。
ユングだと分離を統合して、個性化へと変容するって言いますけど…

先生
先生

分離というかね、それが起きてしまったということなんだよね。
統合は難しいからね…

自己を保護してくれていたものが、凶暴性を帯びてしまったということが起きた。

それと一緒にありながら、個性化へ移行するのがいいんじゃないかな。

なるほど!と思いました。影はあるというよりも起きたこと。
それと一緒にありながら個性化へ変容…!

影は集合的無意識とも繋がっていて、集合的無意識は神話とも繋がるので、
セッション後「狼、神話」で調べてみて、びっくり!

私が見たものそのままの画像を発見!
⇩⇩⇩

北欧神話に出てくる狼の姿をした巨大な怪物…
その名は「フェンリル」

どうも有名な北欧神話のようですが、恥ずかしながら私は初見です。

縛られた枷(かせ)もまったく同じでした。

彼が私に言い続けているのでしょうか?

どの口がそんな偉そうなことを言うんだ。
己ができないことを、よくもまぁ平気で人に伝えることができるなぁ。
自らを改めてからそのようなことをせよ!


それはわかりません。
確かめようもなく、確かめる必要もない。


彼は永遠に陽の上らない暗闇に独りぼっちでいる。
私は覚悟を決めました。
フェンリルと一緒にあろうと。

なんでだろう…涙が出てきた。。。


セッションのお得な情報などを配信しています。「公式ライン」へのお友だち登録をお忘れなく♡
友だち追加

コメント

タイトルとURLをコピーしました