心理サポート・介護職・講師業のお仕事をされている方、自分の心のケアどうされていますか?

イデアの戯言

こころに携わる仕事を始めてから、5年目になりました。

私は元々会社員で、派遣も含めパソコン事務系の業務をしていました。
子供が乳幼児だった頃は、趣味だったハンドメイドでお小遣いを稼ぐようなことをし、
下の子が幼稚園に行くようになってからは、個人事業主として編み物教室や子供の手芸教室を運営したり、カルチャースクールの先生をやったりと自分のペースで仕事をしてきました。

2017年に「なんだかインプットしたい、学びたい!」という、内側のエネルギーがムクムクと大きくなり、そこで人生で触れることも聞くこともなかった「前世療法」というものを知りました。

内側のエネルギーに流されるまま動いてみると、いい先生と出会い、さらに米国催眠士協会のヒプノセラピーなどの学びも深めて、前世療法のセラピストを始めたのが2019年。

どこの団体にも属さず、個人でこのような民間のセラピーをしているのにも関わらず、900回にも及ぶセッションをさせていただく機会がございました。

私のように民間のセラピーカウンセリング、はたまた占いヒーリングなどを行っている方はたくさんいらっしゃると思います。

そんな皆さんは、ご自身のこころのケアをどうされていますか?

プロの歌手であってもボイトレや筋トレなど、ケアをきちんとされていらっしゃると聞きます。

実は…私は今まで、ほとんど特に何もしてきませんでした。
自分で前世療法を行うことはありますが、セルフではやはり限界があります。

3年前にクライアントさんから「講座はやらないんですか?」「学びたいです!」というお言葉をいただき、元々教えることが好きだったこともあり、前世療法講座を始めたのですが、セッションと講座を続けていく内に自分の中が解離していくような感覚を感じていました。

でも、うまいことやり過ごしたり、ちょっとしたことでガス抜きのようなことをして、自分を誤魔化しながらなんとかやってきていたのですが、昨年辺りから思考の声がうるさくなり、いつも頭の中が騒がしく気持ちが落ち着かないことが増えていきました。

これは、ちゃんとスーパービジョンを受けていかないといけないな…と強く感じ、今年からカウンセリングを受けるようになりました。

スーパービジョンというのは、心理士が専門性の向上のために、より多くの経験をもつ心理士から指導や助言を受けることで、基本的に指導教員以外のスーパーバイザーからスーパービジョンを体験することが推奨されています。

私のような民間セラピストや、介護職、講師業の方などはこのようなスーパービジョンを受けることはほどんどないと思うのですが、臨床心理士や公認心理師などは必須の体験で、ユング派のカウンセラーにおいては、80時間のスーパービジョンを受けることが必須となっています。

そこで私は、経験豊富な心理のプロを探しました。大学院で臨床心理学を専攻・修了後、児童養護施設や情緒障害児短期治療施設での子ども達の生活支援や相談業務に携わり、精神科クリニックで精神分析の研修を受けた経歴の男性です。
さっそくスーパービジョンをお願いし、先ほど2回目のカウンセリングが終わったのですが、自分でも驚くほどの心の負担を抱えていることに気付きました。

普段は、自分では思い出すこともない幼少期の事、それに伴う未浄化の感情や形成された人格が見えてきました。
もう十分にインナーチャイルドを癒したと思っていたのですが、それは間違っていました。

先生から「頭の中で解離した自分の声がするというのは?」と聞かれたのですが、自らの声に出してそれを言うのには抵抗がありましたが、これをせず何がスーパービジョンだと思い、思い切って伝えてみました。

私

どの口がそんな偉そうなことを言うんだ。
己ができないことを、よくもまぁ平気で人に伝えることができるなぁ。
自らを改めてからそのようなことをせよ!

みたいな感じで、すごく私を責めてくるんです。
そんな時は「そんなことはないよ!」
という別の自分が声をかけてくれるんですが、
最近は前者の割合が「8」で、いつも責められているような気がしてつらいんです。
もっとできていなくてはいけないという焦り追い立てられている感じがするんです。
夢にまでそのようなことが出てきて、いつも追い立てられて…

カウンセラー
カウンセラー

ほほう…どんな夢?

私

昨日は迷路のような地下室に入ったんですが、そこには敵がいるってわかっていたんです。
でもそこに行くしかもう手がなくて入ったんですね。
その地下室は扉だらけなんです。
右の扉を開けてみると、そこは行き止まりが見えたのでそのドアは閉めて、左のドアを開けたら廊下が続いていたので小走りで進むんですが、また扉があるので開けると行き止まり。そうすると近くに別の扉があったので開けて、進めそうだったので進む…。
そんなことを繰り返していたら、小学校の時の唯一の友だちの忍ちゃんが私を見つけて「ここはあなたには危険な場所ってわかってるけど、来たんだよね?でも私はあなたを助けてあげられない。ごめん」って言うんです。
それで私はまた、扉を開けて逃げ続ける。そしたら、警察が私を助けに来てくれたんですが、たくさんの敵に道を邪魔されて、私のところには来れない。「あ、やっぱりな」って思いました。

カウンセラー
カウンセラー

邪魔されるんですか…

私

はい。そういう夢が多いです。
今朝見た夢は、飛行機に乗って帰ろうと思っていたんですが、準備に時間がかかったり、道中、誰かや何かの手伝いをして飛行場に進めなかったり、予約をし忘れていたことに気付いてスマホを開くのですが、操作がうまくできなくてイライラしたり…結局行き着けないんです。もう本当に疲れました。

カウンセラー
カウンセラー

ほほう…進めない…

私

そういう夢ばかり見ます。
……
あ、何だか今中学の頃を思い出しました。
繋がりがあるのかもわからないですが。。。

と、こんな感じでただただ思ったことを話します。
普段は傾聴側が多く、また講座では質問に答えることが多いので、自分のことを話すのはなんて気持ちがいいんだろう…と思いました。

ただ思ったことを話す…ナラティブセラピーのようです。
話していく内に涙が出てきたり、喉が詰まって言葉にならなかったりが続きます。
抑圧していた蓋が開いてきた感覚がありました。

自分では感情的な部分があると思っていますが、私の抑圧の力は相当なものなんだなぁ…と思いました。
感情を抑圧していない人間は、乳幼児以外いないのではないか?とは思いますが、視力がいい人がいるように、感情を抑圧するのが上手な人もいます。上手じゃなくても、私のように少しずつ溜められるようになってしまった人は多いのではないかな?と思います。

また、修行僧のようにその感情にのまれない訓練をする人もいます。
今あること、今ココ…ただ楽しめばいいんだよ…なんて言いますが、そんなことはわかっている!でもそれができない人もいるんです。
私のように…複雑な感性を持ち、シンプルに生きられない人も世の中にはたくさんいると。
セラピーやカウンセリングは、複雑な感性を持った人たちのオアシスなのかもしれないな…と感じていました。

人間は、無意識内に抑圧しているものによって、思いのほか影響を受けていることは、フロイトの精神分析学の発展によって現在は知られるようになってきてはいますが、じゃあ、その無意識内の抑圧はどうしたら?という具体的なことは、まだまだ知られていない感じがします。

その感情にアプローチするのが「イデア前世療法」なのに、講師の私が扱えていない…できていない…と思うと、また頭の中で声がします。


矛盾の狭間で揺れる時、人は誰でもつらくなります。
つらくなって、魂が悲鳴を上げる瞬間があります。
そんな時囁きかけてくる声があります。

「もぅ、いいんじゃないか?」
「もぅ、ここまでにしよう」
「もぅ、割り切ろう」


それは天使か、それとも悪魔か

この後のセッションでわかってきましたが、続きはまた次回にします。

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