「愛の正体」がわかった話

イデアの戯言

先日、印象深い夢を見ました。

真っ白な空間に、私とその人はいました。
その人の姿は見えませんが、声は聞こえます。

その男の声は言います。

「ほら、触れてごらん」

差し出された”それ”は、目には見えませんが、「とても触れることはできない」と思いました。

”それ”は、あまりに無垢で弱々しく、触れるのが怖いと思ったのです。
まだ皮膚をまとっていない赤ん坊のようでした。

これが ”愛” だよ
触れるのが怖いだろ
何もまとっていないんだ

「あ、だから纏う(まとう)のね。悲しみや妬み、怒りや恐れ、疑いなどを」
私は聞きます。

その通りだよ
鎧と同じなのさ
その鎧は重くて動きにくいけれど
頑強で ”愛” を守るには
都合がいいからね




人はみな愛を欲し
愛に翻弄され
鎧をまといながら
愛を生きようとするけれど

愛は探しても見つからないんだよ
外側にはないということさ
すでに持っているからね

男の声は一息つき、「ほら、返すよ。これは君のだから」と言って、
何も纏っていない ”愛”が 、私の胸に返された。

鎧を脱ぐのは誰でも怖いものさ
君もそうだろう?

男の声がそう言うと、今度は川が見えてきた。
川の水は自然の法則に従って、下流へと流れている。

岩や障害物を撫でるように流れ、我先にと争いもせず、流れにも逆らわず、ただ万物に恩恵を与えている。

その川の水はいずれ海へ出るが、美しい大海はどの河川よりも「低い」位置にあり、汚れたものも何もかも全てを受け入れている。


男の声がする。

「柔よく剛を制す」
という言葉を知っているかい?

堅くて強いものを攻めるには
水に勝るものはないんだよ

弱々しいものが
かえって強いものに勝ち

柔らかなものが
かえって剛のものに勝つんだ

・・・

鎧を無理に下ろすことはないんだよ
打ち勝とうとしなくていいんだ

暑くなったら
誰でも自分で脱ぐものさ

「北風と太陽」のようにね
だから心に太陽を、と言うだろ

暖かく柔らかにいたらいいんだよ

それが「生きる」ということなんだから

ピピピ、ピピピ…

は! 夢か!!
映画のような夢だったな…

でも何だか、気分がいい。
胸が暖かい…

「暑くなったら自分で脱ぐ」と言っていたけれど、どうしたら暑くなるのだろう?

そう考えていると、男の声がした。

運動と同じさ
動かすんだ
心と体を
振動させるんだ
震わせるんだよ
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