2020年5月(ショートセッション)
染谷様(仮名)
少し緊張された、笑顔の素敵な染谷さんと少し面談をし、さらに染谷さんのハイヤーセルフさんへご挨拶をさせていただきました。
その時にハイヤーさんからあるお願いをされたのですが、まさにそのメッセージ通りのセッションとなりました。
催眠誘導後、石畳の広場を歩いてる、肩の長さの茶色の髪の女の子が現れました。汚れた白い服を着た、7,8才の少女は、そこで泣いていました。
「お母さんに怒られて出てきた」
少女は、悲しい、情けない自分。
一生懸命やってるけど「できない」もどかしさ。
わかってほしいけど「わかってもらえない」思いを感じていました。
「私、なんでこんなにどんくさいの!」
少女は、お母さんに毎日怒られているそうです。
「なんであんたは、そんなにどんくさいの!」
お母さんのことを聞くと、こう話してくれました。
「お母さんはぽっちゃりしてて、ひっつめたおだんご頭、ワンピース来てるけど、いつも手は腰!で怒ってる。でも、お母さんのこと、好き!」
お父さんはいないようで、お姉さんがいるようでした。
「お姉さんとは年が離れてて、中学生以上くらいかな。印象があんまりないけど、なんでもできる感じ。母には怒られてないよ。ニコニコして、フフフって感じ。憧れの人だけど、距離感がある」
ある日、少女は家でボヤ騒ぎを起こしてしまいました。
いつものように、家のお手伝いをしていた時のようです。
「私が、とんくさいことして。火が高く上がったけど、大きなことにはならなかった。家の壁に煤(すす)がついたくらい。お母さんに怒られる以上に自分がもうその場にいられない感じ…。すごいことしてしまったショック…。」
恐怖と後悔をを抱え、彼女は家を飛び出しました。
「生まれて来なかったらよかった」
真っ暗なところで、一人ぼっちで膝を抱え、少女はずっと丸くなっていました。
お母さんに怒られるのが嫌で飛び出して、方向がわからなくなって、家に帰れなくなったしまったようです。
誰も探しに来てくれず、きっとお母さんは「勝手に帰ってくるだろう」といつものように放置していたようです。
少女は丸まって、探しに来てくれるのをずっと待っていましたが、そのまま亡くなってしまいました。
「大事にしてくれてると思いたかったのに、やっぱりそういうことだったんだ…」
ひとりぼっちで、誰にも気づかれず亡くなった少女は、「愛されたかった」と泣いていましたが、魂の存在になると明るい所へと行き、「軽い感じ!」と不思議そうでした。
「人生辛かったこともあったけど、憎しみはなかったなぁ。でもお母さんはやっぱり好き!」
そして、お母さんの魂と再会しました。
「お母さん、怒ってない。優しい表情してる」と嬉しそうでした。
そして、「お母さん、ごめんねって抱きしめてくれた(泣)すごく嬉しい。温かい。」
「お母さんは生活が苦しかったみたい。イライラを私にぶつけてただけみたい。余裕がなくて生きていくのが精一杯だったみたい」
とお母さんへの思いを話してくれました。
「お母さん、大好き!」
少女はそう言って、満足そうに笑いました。
「嬉しかった!ハグしてくれて嬉しかった!」
そして、現世の染谷さんに「前世の自分(少女)は、どんな子ですか?」と聞いてみました。
染谷さんは、声を詰まらせながら、こう話してくれました。
「あなたは無邪気で、頑張り屋さんで、お母さん思いの可愛い女の子♡」
さらに、染谷さんは今世は「そのままの自分で、無邪気で楽しく、笑顔で過ごすよ!」と少女へ伝えました。
セッション後、染谷さんの第一声は、
「びっくりした!なんであんなのが見えたのか」でした(笑)
「自分で考えてもなかったことが見えて」
「あそこで死んでたのもびっくりした!」
面談後、染谷さんのハイヤーセルフにご挨拶したときに、私はこんなことを伝えられました。
基本明るくていい子です。
ただ「認めること」をわかってもらえる前世を見せるので、サポートしてほしい。
前世の少女は、自分のことを ”とんくさい” と表現していました。
一生懸命やっても、うまくいかず、お母さんに怒られてばかり。
少女はただ、お母さんのことをただ助けたい!大好きなんだ!という思いを表現していただけだったのですが、認めてもらえず、自分を責めていました。
染谷さんに「前世の自分はどんな子か?」を聞いたのは、そのためです。
それを伝えると、
「私はとんくさくて、空回りすることが多くて。なんか一緒やんって。でも愛おしくなった。
可愛かったー。前世の自分(笑)。
でも、あのお母さんも自分かもしれん…。
私は、いつもイライラして子供に怒ってた。はけ口みたいにしてた。ひどい母親だった。
前世のお母さんも少女も、両方「私」やと思います。とても感動しました」
染谷さんの気づきは、染谷さんのハイヤーセルフからのメッセージでもあります。
あなたは、愛おしくて、可愛い子。
イライラしながらの子育てだったとしても、子供は全てを許しているんですよ。
どんなあなたであったとしても、子供はあなたをずっと愛しているんですよ。
そこを認めて、明るく楽しく生きていってね。
そんな思いが伝わってきました。
素敵なセッションを、ありがとうございました。
今日も、お読みいただきありがとうございました★
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