【前世療法事例㊺】②突然の家族との別れの後

前世療法事例
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  • いつも漠然とした不安が押し寄せてくる
  • みんな、私のことがいなくても気にならないだろうと思う
  • 私が注ぐ愛はあるが、私に注がれる愛はない
  • 頼りにされるのは嫌い

そう話していた太田さんの、前世療法セッションの続きです。

テーブルに頭が届かない小さな私を、みんなが可愛がっています。
幸せです!

でも、みんなでパンを食べようとしたその時…
でっぷりとしたお腹の3人組みの泥棒が突然入ってきて、私以外みんな殺されました。

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私は兄の指示で、暖炉の隙間で、声を出さないように隠れていました。
パンをめちゃくちゃにされて…
何でこんなことになったのか…
何が何だかわかりませんでした。

その後は私は、裸足で逃げ出しました。

40才くらいになると、私は嫌な大人になっていました。
使用人に「儲けが少ない!」と、目を吊り上げて怒鳴って。

でもそれがいいとか悪いとか、罪悪感のようなものはありません。

仕事は好きじゃないけど、仕事をしないと「自分の存在価値がなくなってしまう」からやっています。

上司はがめつい男前のおじさん(現世の旦那)で、その上司は、私を拾ってくれた人です。
表面的には慕っていますが、好きでありません。

私はというと、心の中は空っぽ…
私の言葉に真実はひとつもない…

ずっと「死んでしまいたい」「野垂れ死にしたい」、それだけを考えて生きてきました。

本当の気持ちは、ずっと昔にしまってしまいました。

その後しばらくして、私は亡くなりました。
石ノ塔の中にある、冷たいベッドで一人亡くなりました。

家はありません。
ここは教会の隅っこで…暗くて冷たい…。

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終わった!
毎日この日を待っていた!
気持ちが軽くなっていきました。


(ずっと心にしまっていた、大好きな家族と再会)

みんな笑っている。嬉しい。ありがとう!!
みんなでパンを食べたい。
お母さんの作ってくれたパン。

お父さんが私に言っています。
「ほら、いっぱい食べな」って。

麦がいっぱい見えてるパンです。
幸せです。

これが太田さんの初めてみた前世です。

一人になってからは、物乞いをして何とか生きてきたようですが、心のどこかに、寂しい…という本当の気持ちを隠し、いつしか感情さえなくなっていったようでした。

現在も襲ってくる不安感は、この時から始まったのかもしれません。

それも当然です。
意味も分からず、突然家族を失ったのですから。

けれど、太田さんはなぜこのような体験をする必要があったのでしょうか?

さらに別の前世へと、私は誘導していきました。

すると、驚くべき人生を過ごした前世が顔を出しました。

続きはまた次回に。

お読みいただきありがとうございました★

 

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